ドライマウスとシェーグレン症候群は関係ある?

ドライマウスの原因Q&A

シェーグレン症候群とドライマウスの関係

シェーグレン症候群」とは膠原病のひとつで、外分泌腺に関わる疾患です。私たちが体内で作りだしている涙や唾液などに影響する病気のため、ドライマウスにも深く関係しています。

シェーグレン症候群の主な症状は口やのどの乾きといったドライマウスと同じような症状に加え、目の渇きやごろつきなどの目の不快感が挙げられます。シェーグレン症候群は自己免疫疾患なので体内で活動している免疫システムに異常をきたし、通常攻撃するはずがない唾液腺に支障をきたしてしまうため唾液の分泌量が減りドライマウスのような症状が見られるのです。

このようにドライマウスと似た症状を引き起こすため、ドライマウスの症状が現れた場合はシェーグレン症候群である可能性も考えておかなければなりません。またシェーグレン症候群は更年期時期にあたる中高層に多く、男女の割合は1対14と女性に圧倒的にみられるという特徴もあります。それに加えて関節リウマチを合併する人も多く、関節リウマチも同じく圧倒的に女性患者が多いためシェーグレン症候群の約40%は関節リウマチを併発していると言われています。

シェーグレン症候群は発症する原因は今のところ解明されていないため根本的な治療は難しく、唾液を増やす薬剤などで症状を抑える治療が一般的となっています。

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