ドライマウスは遺伝するのか?
ドライマウスの原因Q&A
ドライマウスの発病は遺伝と関りがあるのか?
「ドライマウス(口腔乾燥症)」は現代病ともいわれ近年患者数は増加傾向にあり、直接的に死に至る病気ではないもののドライマウスに悩む人は増えているのが現状です。
そんなドライマウスにならないためにも知っておきたいのが、ドライマウスの発症原因!要因は様々なものがあり、生活習慣、運動不足、加齢などがよく挙げられますが、ここでは遺伝的に発症する可能性はあるのか?という点について説明します。
YESかNOかとすっぱり言い切ることができませんが、ドライマウスの発症は少しながら遺伝にも関係があります。
その理由としては発症原因の一つとも言われている、「糖尿病」と「シェーグレン症候群」に伴うドライマウス場合、これらの病気自体が遺伝によって発病する可能性があるため、この場合のドライマウスは遺伝的に発病する可能性があるといえます。
もう少し詳しく説明すると糖尿病に関してはまず、Ⅰ型糖尿病の場合は遺伝のリスクは極めて低いですが、Ⅱ型糖尿病は生活習慣以外にも遺伝によって発病することがあります。糖尿病患者は病気の過程でドライマウスの症状を発症することも多く、この場合のドライマウスは遺伝と関係している場合もあるといえます。
シェーグレン症候群に関しては難病医学研究財団「難病情報センター」の情報によると、同一家族で発症する確率は2%と言われており、その他の膠原病に比べると少ない数値ではありますが、遺伝的な要因がないとも言い切れません。特にシェーグレン症候群はドライマウスの症状を訴える人が多く、シェーグレン症候群によるドライマウスも糖尿病同様、遺伝と関係している場合もあるといえます。