ドライマウスに水分補給は有効?

ドライマウスの予防&治療方法対策

ドライマウスの治療や予防に“水分補給”は効果的なのか?

現代病の中でも患者数が多いといわれているのが「ドライマウス」。文字だけを見れば「口が乾く病気」として認識している人も多いと思います。“乾く”ということであれば、やっぱり対策は“水分補給”!と思いがちですが、実際に水分補給はドライマウスに効果があるのでしょうか?

 
まずドライマウスと大きな関係がある「唾液」についてですが、健康な成人の場合、1日に1.5リットルもの唾液が体内で作られています。そのため、1日の水分摂取量が1.5リットル以下(食品からの摂取も含む)である場合はドライマウスになる可能性を高めていることになります。そのため水分補給はドライマウスに影響してくることは確かです。

 
成人の場合、1日2~3リットルの水分補給が理想的だといわれています。まずはドライマウスにならないためにも、この目安は意識しておくほうが良いでしょう。

 
しかしながらすでにドライマウスに罹っている場合は、必ずしも水分補給だけが治療に有効というわけではありません。1日に十分な水分補給を行っているのにドライマウスが改善しないということもあります。

 
水分補給は一時的な口の渇きや声の枯れを改善してくれることはありますが、慢性的な症状が起こっている場合は、摂取した水分を体内で吸収する働きが低下していることもあります。そのためいくら水を飲んでも尿としては体外に排出されるだけで、体に十分に行き渡っていない可能性も考えられます。そういった場合は、自分だけで解決しようとせず専門医に相談の上、治療をしっかりと行いましょう!
 

関連記事一覧